最後に残るのは自分の肢体と貯金残高

自分の心の機微をそのままに

READING BETWEEN PEOPLE

READING BETWEEN LINES'

「空気を読む」というフレーズを訳すと上記の通りになる。

直訳すると「行間を読む」。

文章と文章の間を読め。
文章そのものの意味だけではなく、文が連なるからこそ生まれる行間にあるものを拾い上げろということである。

しかしこれは「空気を読む」ということばをすべて網羅したことばではないように思える。

このイディオムは、人が発することばに対して空気を読むということを示唆できているとは思うが、人と人とが関わった化学反応から生まれる空気に対して、「空気を読む」ということを指していないように思うからだ。

そうではなくて、わたしは新しいイディオムを定義したい。

READING BETWEEN PEOPLE’

一人の人間の内面から出てくる空気が他人の空気と合わさって生まれる、新しい空気
というのは、七色どころか、無限色だと思う。

その無限色の空気というのは、色だけではなく、重さや大きさが瞬く間に変わるもので、
時に怖くもあり、おもしろいものでもある。

空気を作りだしたり、動かしたり、浄化したり、消したり、わたしたちは操る立場でもあり、操られる立場でもあるため、空気に飲み込まれないように十分に注意したい。